おすすめの性病(性感染症)検査キットの紹介
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クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナス、梅毒、HIV、のどクラミジア、のど淋病など、出来るだけ数多くの性感染症を定期的に検査する事で、本当の安心が得られる検査キットでしょう。
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各感染症の特徴や症状に合わせた検査方法を採用しているので、より正確性のある検査結果を実現しました。
ハイブリッドキャプチャー法・培養法・PCR法などを含む、7種類の検査方法を用いています。
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軟性下疳
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毛じらみ
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トリコモナス感染症
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性器カンジタ
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C型肝炎ウィルス(HCV)
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A型肝炎ウィルス(HAV)
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性器ヘルペス
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梅毒
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クラミジア・トラコマティス
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かいせん(疥癬)
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淋菌
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エイズ(HIV)感染症
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肝炎
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ヒトパピローマウィルス
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B型肝炎ウィルス(HBV)
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軟性下疳
軟性下疳はかつて性病の1割を占めていたが、サルファ剤や抗生物質(ペニシリンなど)の登場により激減、先進国ではほとんど見られない病気となった。
しかし、現在でも南アジアや熱帯地方での発生はある。
この病原体は軟性下疳菌というとう菌で、人体の外部では極めて弱い。
症状は潜伏期が短いのが特徴で、感染後2〜3日で赤く盛り上がったイボのようなものができ、膿が出て黄色くなり、形が崩れて潰瘍状になる。
この潰瘍を軟性下疳という。
この潰瘍の表面にうみが付いていて、こすると容易に出血し、激しい痛みを感じる。
発生する部分は男性では包皮・亀頭・包皮小帯など、女性では小陰唇・尿道・子宮膣部・肛門周辺に多く発生する。
軟性下疳は感染が局所に止まるので、治療は容易である。
カテゴリー:様々な性感染症と症状
毛じらみ
いわゆるケジラミは、体長1mm前後のやや茶色がかった白色の吸血性昆虫で、寄生することによって発症する。
主に性行為によって感染し、陰毛に寄生し、陰部のかゆみが特徴で、成年男性によくみられる。
一方、寝具やタオルなどを介する間接感染もあり、ごくまれに親子(特に母子)の間の感染が生じ、幼乳児の頭髪、まゆ毛、まつ毛に感染がみられるとの報告もある。
シラミ類は宿主選択性が高く人のみに感染し、幼虫成虫雌雄を問わず吸血する。
症状は寄生部位のかゆみで、多くは感染後1〜2ヶ月でかゆみを自覚、主に陰毛に寄生するが、肛門周囲、わき毛、胸毛、大腿部の短毛、さらに、ひげ、まゆ毛、まつ毛にも寄生するとの報告がある。
診断は、顕微鏡検査により寄生したケジラミを確認することでなされ、ケジラミが頭髪に寄生した場合は他のシラミとの鑑別が必要となる。
しかし虫体の形状で容易に区別できる。
治療はフェノトリンパウダーの散布、またはフェノトリンシャンプーを用いれば良いが、これらの薬剤は卵に対する効果が弱いので、卵の醇化期間(1週間前後)を考慮し、3〜4日毎に3〜4回繰り返し治療をする必要がある。
相互感染を防ぐため家族単位で治療する必要がある。
ケジラミは他の性病とは異なり、コンドームでは予防できず、相互感染を防ぐことが再感染予防に必要である。
また、患者の着ていた衣服は熱処理あるいはドライクリーニングを行う必要がある。
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トリコモナス感染症
トリコモナスは原虫の一種で、膣トリコモナス、腸トリコモナス、口腔トリコモナスがあり、それぞれ感染部位に特異的な性質を持っている。
生殖器に感染し病原性を示すのは膣トリコモナスだけである。
感染は性交が主で、衣服やタオルあるいは便器や浴槽を通じた感染、また妊婦から新生児への垂直感染なども報告されている。
感染者の年齢層は他の性病とは異なり非常に幅広いのが特徴である。
男性の症状としては尿道炎である。
本来前立腺や精嚢に棲息し、尿道に出てくることで尿道炎を引き起こし、また、膀胱炎、精巣上体炎、まれに包皮下に感染し亀頭包皮炎を起こすこともある。
女性の症状は非常に多様で、帯下と呼ばれるおりものの増加(粘液性の膣排出物)が最も多い自覚症状で、その他排尿障害、外陰部のかゆみ、刺激感、悪臭などがある。
また膣炎を起こすこともあり、この場合トリコモナス以外の菌との混合感染が一般的にみられ、同時に感染した菌が悪臭の原因となる。
子宮膣部は感染により発赤し、「苺状」と呼ばれる所見が見られる。
さらに尿道炎が1/4にみられ、またバルトリン腺炎がみられるが、これは合併する細菌感染による。
また、女性の場合、確定診断は膣に貯留する分泌物の顕微鏡検査、あるいは培養検査によるトリコモナスの検出によって行われる。
男性で尿道炎のある場合は、尿道擦過による標本や尿沈さを用い検査が行われる。
トリコモナス感染症は、直接の感染症状のほか、他の疾患の発症にも影響を及ぼし、クラミジア、淋菌感染症と同様、HIV感染リスクを増加させるとされ、卵管炎などの骨盤内感染症や子宮頚がんの患者にトリコモナス感染が多いという報告もある。
トリコモナスは他の細菌、ウィルスなどを子宮内へ運ぶ因子であり、他の感染症を引き起こす原因になっている。
トリコモナス感染症は、ピンポン感染を起こすことから、パートナーとともに治療することが必要で、治療薬はニトロイミダゾール系薬剤(メトロニダゾールなど)が広く用いられる。
男性ではトリコモナスは前立腺にも存在するため経口投与が行われ、女性の場合でも尿路感染の可能性があるため経口投与が必要で、自覚症状の改善が早い膣座薬による局所療法が併用される。
治癒判定は自覚症状の消失、トリコモナス原虫の消失の確認でなされ、パートナーと共に治療する必要がある。
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性器カンジタ
カンジダ属の真菌(カビの一種)によっておこり、成人女性の約10%、妊婦の約30%にカンジダ菌の膣内感染が認められるとの報告がある。
ただ、カンジダ菌の検出だけでは性器カンジダ症とは言えない。
もともとカンジダ菌は口腔内に存在し、乳幼児や老年者では免疫力の低下などにより、口腔カンジダ症やカンジダ性口内炎を起こすことが知られている。
男性に症状が出ることは少なく、また症状が出ても軽く、すぐ治ってしまう。
もともと体内にある菌が原因で症状が出る「自己感染」、出産時の「産道感染」もある。
性行為による感染もあるが、もともと人が体内(膣内、腸管など)に持っていることが多い菌で、何らかのきっかけ(体調を崩すなど)によって、さまざまな症状を引き起こす。
女性の場合は、膣と外陰部に同時に症状が現れることが多く、女性性器が痛がゆくなるほか、ぼろぼろしたチーズのようなおりものが出ることが特徴で、顕微鏡で調べると他の病気と確実に区別できる。
膣洗浄や塗り薬で治療することになる。
菌を持っていなくても性交渉によってうつることもある。
感染後何年も症状がでないこともあり、感染源を特定することは難しい。
膣カンジダ症は再発することが多い。
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C型肝炎ウィルス(HCV)
C型急性肝炎は他のウィルス肝炎とほぼ同様の症状・経過であるが、一般にはA型、B型に比べ軽症で、劇症化はまれである。
HBV感染と同様、HCV感染には持続性感染と一過性感染があり、特にHCV感染では成人でも感染すると多くが持続感染になり、急性肝炎の60〜80%が慢性肝炎に移行するとされている。
感染は、輸血を含む医療行為が主であるが、一部母児間感染、夫婦間感染もある。
またHBVと同様、性行為の頻度が高い場合、また粘膜に損傷がある場合、感染の危険性が高い。
肝機能検査に異常があり、HCV抗体が陽性であれば、C型肝炎と診断される。
この方法は大部分の症例に有効だが、無症状で現在HCVに感染しているかどうかを知るためには、HCV-RNAの測定が必要である。
また、C型急性肝炎は多くが慢性化する。
治療は、インターフェロンを用いるが、長期投与の場合、血小板減少、間質性肺炎、うつ痛、甲状腺機能異常などの副作用が現れることが知られている。
C型肝炎の特徴
(1)C型肝炎は血液を介しての感染が大部分であるが、性行為あるいは母子感染が認められている。
(2)多くの場合は無症状に経過する。
特徴は高率に慢性化することであり、初感染例の約62〜77%が慢性化すると考えられている。
(4)慢性化が考えられる場合はインターフェロン治療
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A型肝炎ウィルス(HAV)
HAVは、感染者の糞便中に排出されたHAVが何らかの理由で未感染者の口に入ることで感染する。
このように経口感染を示すため研究者により性病としては認めていないが、男性同性愛者間では性行為、口腔、肛門性交により感染が生じることから、一般的に性病に含めている。
症状は、発熱、および食欲不振、悪心、嘔吐などの消化器症状、全身倦怠感、黄症で、B型、C型と比べて38℃以上の発熱を出す場合が多い。
A型肝炎は、血清中にIgM型HA抗体を検出することで診断される。
通常は特別な治療をしなくても、ほとんど3ヶ月以内で治癒するが、胆汁うっ帯を起こした場合は薬剤投与が必要となる。
A型肝炎の劇症化はB型肝炎と比較すると、かなり少なく予後も良好である。
予防には、A型肝炎ワクチンの接種が有効で、ワクチンによるHA抗体獲得率は、3回の接種で5年後でもほぼ100%を示すと云われている。
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性器ヘルペス
性器ヘルペスは、水ぼうそうウィルスの親戚で、単純ヘルペスウィルスherpes simplex virus(HSV)1型または2型の感染症で、外陰部に小水疱、びらんを形成する。
風邪を引いた時口唇にできる水疱もやはり単純ヘルペスウィルスである。
口唇ヘルペスは性病ではないと言われていたが、性行為の多様化により、性器間のみでなく口を介した感染例もしばしば見られ、したがって現在この区別は意味がない。
感染後、感染部位の末梢神経から進入して、腰仙髄神経節に潜伏し、潜伏感染したHSVは何らかの誘因によって再活性化し、神経を通って粘膜や皮膚に達し、その部位に病変を形成する。
そのため再発がよく見られ、臨床的には初感染初発型、再活性化による再発型、免疫抑制状態になったとき、潜伏ウィルスにより初めて病変が生じる非初感染性初発型(誘発型)に分類される。
性器ヘルペスは、感染後2〜10日から軽いかゆみを感じ、次第に痛みが増し、男性では亀頭、陰茎、陰嚢部、肛門周囲に小水疱が見られ、腫脹が認められる。
その後小水疱は、びらんになり、不規則な形となる。
さらに、リンパ節の腫脹、排尿時の痛みや排尿困難を伴う。
潰瘍は2〜6週間で自然治癒するが、ごくまれに、項部硬直、羞明、頭痛を伴う無菌性髄膜炎や、ウィルス血症を生じ全身感染を起こすことがある。
再発型の場合は、男性では亀頭を除く陰茎部に好発し、限局的で一般には症状は軽く、4日〜2週間で治癒する。
女性では性器皮膚粘膜に感染すると、知覚神経を伝って仙髄神経節に至り、ここで潜伏感染する。
潜伏しているヘルペスウィルスは時々再活性化され、再び神経を伝って外陰部に水癌性、潰瘍性病変を作るが、病変を作らず性器に排出されることもある。
初感染の場合、70%は症状がなく、症状が出る場合には強い症状が出ることが多く、再発型では症状は一般的には軽くなる。
性器ヘルペスは主に性行為または類似の行為で感染し、HSV-1の初感染はオーラルセックスによる感染が多く、また感染源と考えられる約70%の性行為パートナーが無症状であるといわれている。
単純ヘルペスウィルスは経産道感染により垂直感染を生じ、特に分娩時に性器ヘルペスを発症すると新生児ヘルペスを起こす可能性が高く、その死亡率は20〜30%とされている。
母子感染(垂直感染)は初感染の場合生じやすく、再発例ではわずかしか生じない。
母体に性器ヘルペスを認める場合の分娩時には、帝王切開による娩出が勧められている。
通常、診断は、外性器の臨床症状(初めての潰瘍性または水痘性病変)および病変部からのヘルペスウィルス抗原検出によってなされる。
ヘルペスウィルス検出の検査は、ギムザ染色による顕微鏡検査、特異抗体によるウィルス抗原の検出(蛍光抗体法)、ウィルス遺伝子検出、ウィルス分離、血清学的検査によって行われる。
治療はできるだけ早期に十分の量の抗ウィルス薬(アシクロビル、パラシクロビル、ビダラビン)を投与することにより行う。
初感染の場合、軽症、中等症の場合は内服で、重症および免疫不全の場合には点滴による投与を、再発型で軽症の場合抗ウィルス薬軟膏の塗布また貼付で行われる場合もあるが、それ以外は内服による投与を行う。
潜伏感染したヘルペスウィルスは抗ウィルス薬が効かず、一応治癒しても再発を繰り返す。
一方、固定したカップル間での感染率は1年間に約10%といわれており、パートナーの追跡調査も必要である。
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梅毒
梅毒の病原体であるトレポネーマ(Treponemapallidum(Tp))は、長さ5〜20μm、幅025μmの螺旋状の微生物で、人工培地では育たず、組織培養でもごくわずかしか繁殖せず、人体外では長時間の生存は不可能である。
梅毒は、感染して9週までを第1期梅毒、感染して9週から3年までの第2期梅毒、感染後3年以上の第3期梅毒と区分する。
エイズ患者では、免疫不全により潜伏期間の短縮、重篤化、進行の加速、治療抵抗性が生じ、また梅毒血清反応が陽性を示さない場合もある(特に血液製剤によるエイズ患者の場合)。
第1期は感染して3週間後に侵入局所に初期硬結が生じ、硬性下疳と呼ばれ、その後潰瘍ができ、軟骨のような硬さとなる。
軟骨様の硬度が特に診断に重要で、病変のわりには痛みはなく、数週間で消えてしまうが、その後療痕は数ヶ月残る。
第2期は感染後3ヶ月ころから、トレポネーマが血行性に局所から全身に広がり梅毒疹が生じ、梅毒性バラ疹、丘疹が全身に出現する。
とくに手のひら、足の裏に発生している。
また、梅毒性脱毛も発症し、頭毛が不均一に抜ける。
症状は数週間から数ヶ月続く。
第3期は感染後3年以上を経過したもので、ゴムはれ腫を生じる。
ゴム腺とは筋肉、骨、内臓にできるゴム状の硬さをもつ腫瘍のことである。
第4期は感染後10年以上を経過したもので、心臓血管系、中枢神経系が侵され、大動脈中膜炎、大動脈癌、認知失調、進行麻痺などの症状が現れ、ときには死に至ることもある。
梅毒の診断のための検査法として血清反応検査が一般臨床に広く用いられている。
この方法は、患者血清中の梅毒抗体の存在を証明し、間接的にトレポネーマの存在を確定するものである。
血清反応検査は大きく分けて、脂質抗原を用いる脂質抗原法(serological test for syphilis;STS法)かトレポネーマ抗原を用いるTp法2種類があり、その組み合わせにより推定的な診断を可能にしている。
STS法の代表的なスクリーニング検査法としてガラス板法およびRPR法(rapid plasma regin)があげられる。
いずれも容易に実施でき、定量化することで治療効果の判定も可能である。
しかし、Tp法に比較して特異性に欠け、生物学的偽陽性結果を招く場合がある点を考慮する必要がある。
生物学的偽陽性とは、梅毒以外の病気、すなわち膠原病などで陽性となることである。
Tp抗原を用いる検査法には、TPHA(Treponemapallidum hemagglutination test)およびFTA-ABS(Fluorescent treponemal anti-body-absorptiontest)がある。
これらは、STS法のような疾患活動性や治療効果に相関するものではなく、一度陽性になると生涯陰性化することはないとされている。
2種類の血清反応検査結果の解釈は(STS法(−)、Tp法(−);陰性)、〈STS法(−)、Tp法(+);治療後または古い梅毒)、(STS法(+)、Tp法(+);活動期)および(STS法(+)、Tp法(−);初期感染または生物学的偽陽性)と推定される。
トレポネーマはペニシリンに感受性が高く、これまで耐性獲得は認められておらず、したがって、抗生物質の中でもペニシリンが最も有効、安全で廉価な薬剤であり、梅毒治療の薬としてもっとも多く使用されている。
カテゴリー:様々な性感染症と症状
クラミジア・トラコマティス
クラミジア属は4種に分類されるが、その中でも性病の原因となるものはクラミジア・トラコマティス1種である。
現在流行しているクラミジア・トラコマティス感染症は若年層(15〜29歳)、特に女性における発生頻度が高く、しかも自覚症状がないと報告されている。
男性では、尿道から感染して急性尿道炎を起こすが、症状は淋菌感染症よりも軽い。
通常は性交後1〜3週間後に排尿時に痛むなどの症状が出る。
さらに、前立腺炎、副畢丸炎を起こすこともある。
女性では、まず子宮頸管炎を起こし、その後、感染が子宮内膜、卵管へと波及し、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内感染、肝周囲炎を起こす。
また、子宮外妊娠、不妊、流早産の誘因ともなる。
妊婦が感染している場合には、主として産道感染により、新生児に封入体結膜炎を生じさせることがある。
また、1〜2ヶ月の潜伏期を経て、乳幼児の肺炎を引き起こすことがある。
クラミジア検査法(多数のキットが市販されている)
感染局所からの抗原検出が基本である。
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抗原検出
(1)免疫学的方法(ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体)
(2)核酸検出法(DNAプローブ法、PCR法、Ligase Chain Reaction(LCR)法),Hybrid Capture法
淋菌との混合感染も多く、淋菌感染症の治癒後も尿道炎が続く場合にはクラミジア感染症が疑われる。
さらに骨盤内に広がれば骨盤腹膜炎を発症し、このうち無症状のものを潜在性骨盤腹膜炎と呼ぶ。
この感染はさらに上腹部に進展し、肝臓表面で増殖し、極めて重篤な症状を示す急性肝臓周囲炎を発症することもある。
一方、妊婦が感染した場合、早産・流産の原因に、また分娩時の産道感染により新生児に結膜炎や肺炎を発症する。
またクラミジア感染は性器間のみではなく性器外性行為によっても感染し、オーラルセックスにより咽頭炎、扁桃炎など耳鼻科領域まで感染が波及する。
男性の症状は尿道炎が大部分を占めるが、時に急性精巣上体炎、咽頭炎、直腸炎なども認められる。
初期の子宮頸管炎で、半数以上に症状がみられないことから、問診による性病の可能性を確認することが重要で、検査法としては病原体核酸(DNA)検出法(核酸増幅法)、特異抗体による抗原検出法、分離培養法、抗体検査などがあるが、臨床的に最も普及しているのは病原体遺伝子検出法(DNAプローブ法、PCR法、LCR法)である。
病原体遺伝子検出法による場合、3週間以内ではクラミジアの死菌を検出して偽陽性になることがある。
一方、血清抗体検査では治療判定はできないが、抗原検出が不可能な例、前立腺あるいは卵管炎の場合では補助診断法として用いられることがある。
治療はクラミジアに感受性をもつマクロライド系、フルオロキノロン系の一部、テトラサイクリン系抗菌薬が治療に用いられ、経口、もしくは点滴で投与される。
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かいせん(疥癬)
かいせん(疥癬)はヒゼンダニが人の皮膚の角質層に寄生して起こる感染症で、通常のかいせんと角化型かいせんがある。
最近では角化型かいせんの集団発生が多く、若者だけでなく、老人病院、高齢者介護施設などで高齢者とその介護者に発症が増えている。
常に清潔にしておくことが大事で、最近市販されている、家庭で10分程度で簡単にできる判定キット、ダニアレルゲンでチェックすることも必要である。
潜伏期間は約1ヶ月間、発症すると、腹部、大腿部、ワキの下、前腕、上腕などに紅斑性小丘疹が散発し、激しいかゆみを伴い、また特異な症状として線状の皮疹であるかいせんトンネルがある。
これはヒセンダニが卵を産み付けている場所で、手や指によくみられ、またこのほか、赤褐色の小豆大の結節(皮膚の下にできる、軟らかく赤い隆起)がみられることもある。
角化型かいせんは、重症感染症、悪性腫瘍などの基礎疾患や、副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制剤の投与による免疫力の低下に伴い発症する。
普通のかいせんでは首から上には寄生しないが、角化型かいせんでは頭部、耳などにも寄生し、また爪に寄生することもある。
通常のかいせんの診断は、症状および夫婦に同様の症状が見られることで推定できるが、確定診断は顕微鏡検査により、皮膚から虫体、卵、糞を検出することで行われる。
治療薬としては、殺ダニ作用を持つ硫黄剤、安息香酸ベンジル、クロタミトンが使われ、通常のかいせんの場合これらを頚部より下に全身塗布、角化型かいせんでは、頚部も含め全身塗布することを繰り返すことにより行われる。
約1ヶ月の潜伏期間があるため、一人が発症したときには、その周囲の人(同室で寝起きする人など)も治療を行う必要もある。
また集団発生の場合、感染源患者の隔離を行い、また感染が予測される人にも予防的治療を行う必要がある。
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淋菌
淋菌感染症(淋病)はいずれの国においてもクラミジア感染症と並んで頻度の高い感染症である。
男性は急性尿道炎として発症するのが一般的であるが、放置すると前立腺炎、副睾丸炎となる。
後遺症として尿道狭窄が起こる。
尿道炎の症状は排尿すると痛みあるいはしみるような違和感があることである。
急性の場合は発熱する。
前立腺とは尿道を包んでいる栗の実大の組織で、男性特有の生殖器官。
この部位にウィルス、細菌などにより炎症が起こるのが前立腺炎である。
女子は子宮頚管炎を起こすが、自覚症状のない場合が多い。
感染が上行すると子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内感染症を起こし、発熱、下腹痛を来す。
後遺症として不妊症が起きることもあるので、注意が必要である。
その他、性行為の多様性により咽頭や直腸などへの感染や、また母子感染により新生児結膜炎などもある。
淋菌の検出法には通常の細菌学的検索法(塗抹グラム染色・分離培養)と遺伝子検出法(DNAプローブ法、PCR法、TMA法、LCR)などの非培養法がある。
男性淋菌性尿道炎は、分泌物を塗抹グラム染色し顕微鏡で見ることにより、90%以上で速やかに診断ができるが、これは医師の技量によるところが大きい。
しかし、女性の淋菌性子宮頚管炎の場合、この方法では男性淋菌性尿道炎に比べ感度が低く60%程度である。
淋菌感染症の正診率を上げるためには、培養および遺伝学的方法の併用が望まれる。
特に、女性の淋菌感染症は、自覚症状に欠く場合が多く、放置することで子宮外妊娠、不妊症、母子感染など重篤な合併症を生じうる。
治療は、抗菌剤であるセフォジジムの静脈注射か、セフイキシムの経口投与である。
カテゴリー:様々な性感染症と症状
エイズ(HIV)感染症
エイズウィルス(HIV)感染症は現在世界におよそ7000万人の感染者がいるとされている。
超大国の中国、インドを抱えるアジア、太平洋地域では、1千万人近い感染者、患者が差別、偏見などと闘っている。
この世界的規模での感染症は約25年前に米国で報告されたのが初めてであり、歴史は短いものである。
その後多くの研究者によりこの疾患がレトロウィルス感染症であることが突き止められ、感染経路病態などが明らかにされた。
レトロウィルスとはRNAウィルスのことである。
また華僑向け通信社、中国新聞社によると、中国疾病予防コントロールセンターは中国で9月末までに報告があったHIV感染者は約22万人で、うち発症者は約5万5000人と明らかにした。
同センターの注寧副主任によると、今年新たに確認された感染者は3万2235人で、うち6435人が発症、3095人が死亡した。
感染ルートでは薬物使用などに比べて性交渉が増加しているという。
2010年中国では少なく見積もっても2000万人にのぼるという予測もある。
アジア諸国においてはカンボジア、中国、インド、ミャンマーなどが増加傾向である。
将来予測としてはオーストラリア、ニュージランドは減少傾向とされている。
HIV感染症はその疾患痛期により、HIV初感染、慢性感染期、AIDS期に分けられる。
以前は大部分のHIV感染者は、発症後10〜15年で致死的免疫不全状態、すなわちAIDS(後天性免疫不全症候群、いわゆるエイズ)に至るとされていたが、現在は良い薬ができ進行が抑えられている。
初感染では、半数以上に発熱、リンパ節腫脹、咽頭炎、発疹、筋肉痛・関節痛など感冒様自覚症状があり、さらに下痢、頭痛、吐き気、嘔吐、肝牌腫、体重減少、口腔白苔、神経症状がある。
症状からは通常の感冒として見逃される場合も多い。
診断はHIV抗体検査では陰性または保留であり、血楽HIV-RNAの検出によりなされる。
慢性感染期は、初期には免疫状態は保たれており自覚症状はないが、免疫能が徐々に破綻し、それに伴い症状が現れるため、無症候期と症候期(カンジダ症、1ヶ月以上続く発熱・下痢など)に分けることもある。
AIDS期の症状は免疫能破綻が進行すると、重篤な日和見感染症(病原性の弱い微生物が、感染者の免疫力の低下によって引き起こす病気)が合併し、いわゆるAIDS(後天性免疫不全症候群)となる。
症状は合併した日和見感染症の症状が中心で、AIDS状態では治療しないと2年前後で死に至るとされている。
日和見感染がなければ、抗HIV療法は非常に効果的だが、重篤な日和見感染を発症している場合には、抗HIV療法を試みても間に合わないことが多くある。
HIV感染症の主な感染経路は性的接触だが、血液を介した感染も認められる。
通常の日常生活の範囲では感染しない。
性交渉による感染頻度は膣性交の場合、男性から女性が0.1〜0.2%、女性から男性が0.03〜0.09%、肛門性交による男性間が0.1〜3%と一般的に言われている。
またオーラルセックスによる感染は非常に少ないが、可能性は報告されている。
HIV感染症は、通常の日常生活の範囲では感染が成立することはなく、性的接触が重要な感染経路になる。
そのためより安全な性的活動に関する教育・自覚が必要で、性的接触に関して予防に有効だと考えられることとしては、性的関係のパートナーを減らす、正確で持続的なコンドーム(女性用も含め)の使用、他の性病があると感染しやすいため他の性病検査および治療などがあげられる。
HIV感染症の診断は基本的に抗体検査である。
これはスクリーニング検査と確認検査があり、スクリーニング検査はELISA法、確認検査はウエスタンプロット法が基本である。
またHIV初感染時には抗体検査は陰性になることが多いため、血漿HIV-RNA量測定も有用である。
血漿HIV-RNA量はその他病勢判定、抗HIV療法の効果判定として重要で、またCD4陽性Tリンパ球数(CD4数)も病状の進行度合いを把握するための指標として用いられる。
HIVの垂直感染は、経胎盤感染、経産道感染、経母乳感染の全ての経路で起きる可能性がある。
垂直感染は母体血柴中のHIV-RNA量と関係があり、1000コピー/mL以下の場合には垂直感染は通常認められず、HIVの垂直感染の防止のために、妊娠中からの抗HIV薬の内服、帝王切開術による分娩、新生児への抗HIV薬の投与、母乳保育の禁止などが行われる。
早期HIV感染症(または長期未発症者、ほとんど免疫機能の低下のない状態)、中期HIV感染症(徐々に免疫機能の低下が進行する)、後期HIV感染症(明確な免疫機能の破綻が存在する状態)、末期HIV感染症の3つの病期に分けられる。
HIV治療は、抗HIV薬(1)核酸類似体逆転写酵素阻害剤(NRTI)(2)非核酸類似体逆転写酵素阻害剤(NNRTI)(3)プロテアーゼ阻害剤(PI)(4)吸着阻害剤の内服がある(抗HIV療法)。
抗HIV療法は多剤併用が基本で、これらの薬剤を組み合わせて処方されるが、抗HIV薬は、ウィルスの増殖を抑制するのみで根絶できないため、抗HIV療法は「免疫能を回復し、重篤なHIV・日和見疾患合併の可能性を抑え、制限の少ない日常生活を継続する」ということが目的である。
HIVの感染経路
(1)性的接触
(2)血液およびその製剤
以上に限られ、空気感染、飛沫感染、飲食物を介した感染、さらに単なる接触による感染等の報告はない。
HIV感染症の診断基準
HlV抗体スクリーング検査法陽性および(ELISA法、PA法、免疫クロマトグラフィー法)
(1)抗体確認検査陽性(WestemBlot法、IFA法)または、
(2)HlV抗原検査、ウィルス分離及び核酸診断法陽性
AIDSの診断基準
後天的な免疫不全状態が生じ、その結果日和見合併症が生じた状態
HlV感染症診断基準+指標疾患が一つ以上
AIDSの指標疾患
(1)真菌症(カンジダ、クリプトコツカス、コクシジオイデス、ヒストプラズマ、カリニ肺炎)
(2)原虫症(トキソプラズマ症、クリウトスポリジウム、イソスポラ症、)
(3)細菌感染症(化膿性細菌感染症、サルモネラ菌血症、活動性結核、非定型抗酸菌症)
(4)ウィルス感染症(サイトメガロウィルス、単純ヘルペス)
(5)腫瘍(カポジ肉腫、原発性脳リンパ腫、非ホジキンリンパ腫)
(6)その他(反復性肺炎、リンパ性間質性肺炎、HIV脳症、HIV消耗性症候群)
カテゴリー:様々な性感染症と症状
肝炎
現在、肝炎ウィルスはA型肝炎ウィルス(HAV)、B型肝炎ウィルス(HBV)、C型肝炎ウィルス(HCV)、D型肝炎ウィルス(HDV)、E型肝炎ウィルス(HEV)、G型肝炎ウィルス(HGV)の6種類に分けられ、またTTウィルス(TTV)も肝炎ウィルスに含まれると考えられているが、HDVは日本ではまれである。
感染経路はHAVでは通常経口感染、HBV、HCVでは主として血液を介した感染で、その他のウィルスについては不明確な点が多いのが現状である。
以前私がコマーシャルセックスワーカーでHBV、HCV、HIVを調べてみたところでは、一般人に比べ、HCVにかかっている人が割合的に若干多かった。
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ヒトパピローマウィルス
ヒトパピローマウィルス(HPV)は良性腫瘍の原因となるヒト腫瘍ウィルスとして最も早く発見されたものであるが、あまり注目をあつめず、発がん因子として多くの研究者に注目されるようになったのは1983年である。
最近のデータでは性病の最も一般的な微生物であり、若年者を中心に広く蔓延し、全世界では年間3億人が感染するとWHOは推定している。
性病としては尖圭コンジローマとして比較的早くから知られているが、頚部異形成ぉよび頚部がんとの因果関係に疫学的なコンセンサスが得られるまで10年近くの歳月を要した。
一般的には尋常性ゆうぜいと呼ばれる皮膚の腫瘍あるいは外陰部に出来るいぼである尖圭コンジローマと言えば簡単に想像がつくと思われる。
尖圭コンジローマ(Condyloma acuminatum)は、6、11型などが原因で、生殖器とその周辺に発症する。
淡紅色ないし褐色の病変で特徴的な形態を示し、視診による診断が可能である。
自然治癒が多い良性病変で、一般に自覚症状に乏しいが、外陰部腺病の触知、違和感、帯下の増量、かゆみ、痺痛が初発症状となることが多い。
表面がとげとげしく角化した隆起性病変が特徴で、淡紅色〜褐色の乳頭状、鶏冠状、あるいはカリフラワー状と表現される。
好発部位は、男性では陰茎の亀頭部、冠状溝、包皮内外板、陰嚢で、女性では膣、脛前庭、大小陰唇、子宮口、また男女とも、肛門及び周辺部、尿道口である。
子宮頚部、膣に発症した場合は、外陰の病変同様のいぼ状を呈することもあるが、扁平な病変を形成することが多い。
20〜30%は3ヶ月以内に自然消退する。
HPVは腫瘍ウィルスであり、現在100種類以上に分類され、このうち性器病変に同定されるのは40種類以上とされ、様々な良悪性腫瘍に関連している。
HPVは、あまりがんと関係のないものと、がんに密接に関連したタイプの2種類がある。
尖圭コンジローマなど肉眼的にいぼとしてはっきりしたものは比較的悪性とは関係ない。
子宮頚部がんあるいは陰茎がんなどと関連した悪性型HPVは肉眼的病変を起こさないものが多い。
またこれらのうち90%以上は免疫応答によりウィルスを自然排出するが、残りは持続感染を許し子宮頸がんや前がん病変となると考えられる。
頚部がん検診および異形成病変における本感染症の診断は子宮頚がん移行への予測のためにも重要になってきている。
HPV感染症の診断には、血清診断が困難なことより感染細胞の検出および核酸(DNA)検出の2種類がある。
この手法を用い、頚がん症例の9割以上にHPVが検出されたという研究報告で、HPVとがんとの関連性についての研究成果が向上したことは言うまでもない。
現在では、より簡便かつ感度、特異性に優れた核酸検出法の開発が進んでいる。
簡便なキットやRNAプローブを用いたハイブリッドキャプチャー法があげられる。
われわれの経験においても高感度で特異度もすぐれ、高価な機械を必要とせず、操作法も簡便である。
また、近年、増加傾向にある淋菌、クラミジアおよびヒトパピローマウィルスを同一材料で同時に同定が可能である点で、検査センターだけでなく、従来測定が困難であった診療所も含めた中小の病院でも広く使用されるようになっている。
先に述べたように郵送検診が可能である。
HPVと関連疾患
(1)婦人科領域
尖圭コンジローマ:HPV6,11
子宮頸癌および異形成:HPV16,18,31,33,35,45,51,52,56,58
(2)耳鼻科(口腔)領域
扁平上皮癌:HPV30,40,乳頭腫:HPV2,6,11
(3)皮膚科領域
尋常性症贅,足底症贅:HPVl,2,4,57
扁平症贅:HPV3,14
Bowen病、BowenoJd papulosis(ボウ工ン様丘疹症):HPV16,39,52
(数字はHPVのタイプ)
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B型肝炎ウィルス(HBV)
HBVは、主として輸血、医療行為などの血液から感染、あるいは人の密接な接触でも感染する。
HBV感染には持続性感染と一過性感染があり、免疫機能の未熟な乳幼児がHBVに感染すると多くが持続感染になることが知られている。
また、B型急性肝炎の患者の5〜30%が性行為によって感染するとされるが、一般には一過性感染である。
性行為の頻度が高い場合、また梅毒などその他の性病で粘膜の損傷がある場合、当然感染の危険性が高い。
一過性感染には臨床症状のみられない不顕性感染と急性肝炎があり、80%が不顕性感染であり、不顕性感染では、無症状のままHBs抗体(B型肝炎表面抗原)が検出され、その後治癒する。
B型肝炎では、潜伏期からHBs抗原の検出で診断可能である。
HBV DNAは潜伏期から陽性となり、発症後早期に陰性となる。
HBs抗原は潜伏期から陽性となり、症状の改善と共に陰性化する。
IgM型HBc抗体は潜伏期から陽性となり、症状の改善と共に抗体価は低下するが、長期間低力価で検出される。
一方、B型急性肝炎の場合は潜伏期間の後、黄症、発熱、消化器症状、倦怠感などの症状がみられる。
成人が感染した場合は、通常慢性化することなく治癒するが、B型肝炎の5〜10%が慢性化しB型慢性肝炎となるといわれている。
治療は主にインターフェロンの投与により行われる。
性行為によるHBV感染は、未感染者のパートナーがHBVキャリアである場合に起こる。
感染防止にはHBワクチン接種が有効で、性行為による感染だけでなく、母児問感染、また保育園内などの水平感染に対しても有効である。
ただしHBワクチンにより獲得した抗体は3〜4年で消失するので、抗体が消失した場合にはワクチンの追加接種が必要である。
私がコマーシャルセックスワーカーを調査した結果では、彼女たちは比較的高頻度でワクチン接種を受けている。
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