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精製度の低いワセリンは注意する
ワセリンとは精製した鉱物油で、油性軟膏の基材のひとつです。
使用する際に気をつけなればいけないのは、ワセリンには一流メーカーの化粧品の原料としても使われている精製度が高いワセリンと、精製度が低い日本薬局方のワセリン(白色ワセリン)があるということです。
精製度の高いワセリンは安全性も高く、ほとんど刺激性がありません。
ただし、この精製度の高いワセリンは健康保険が適用されないために、患者さんに皮膚保護剤として使ってもらうにはかなり負担が大きくなってしまいます。
私がシャンプー、リンスのときに弱いステロイド剤の使用をお勧めしてるのはこうした理由もあります。
シャンプー、リンスのときの皮膚保護剤としては、副腎皮質ホルモンは必要ないのですが、精製度の高いワセリンは患者さんの負担が大きくなってしまうので、20〜30分程度の入浴時間であれば、保険がきく弱いステロイド剤をお出ししている医者もいらっしゃいます。
皮膚に問題ないとわかっていても、顔にステロイド剤を塗るのに抵抗があるという患者さんには、精製度の高いワセリンを勧めるアトピー専門医の方もいらっしゃいます。
日本薬局方のワセリン(白色ワセリン)は、健康保険が適用されているため患者さんの負担も少なくてすむのですが、このワセリンは精製度が低く不純物も多くなっています。
そのために変質しやすく、酸化しやすいので皮膚に塗るのは危険です。
顔に長期間塗った場合には、皮膚の色が赤黒毛なってしまいます。
皮膚保護剤としてよく知られており、雑誌などでもよくその名を目にするワセリンですが、ワセリンといっても、精製度の低いもの、高いものがあるということ、そして「ワセリンは純度が低いと危険なもの」ということを覚えておいてください。
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