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アレルギー疾患を合併しやすいことに注意
アトピー性皮膚炎は、そのほかのアレルギー疾患を合併しやすいことがわかっています。
医師の調査で合併しているアレルギー疾患の割合を調べたところ、もっとも多かったのは気管支ぜんそくで40.0%。
次いでアレルギー性鼻炎が36.8%と高い割合を占めました。
また、乳幼児では、食物アレルギーを合併しているケースがたいへん多く見受けられます。
そのため、親は「うちの子のアトピー性皮膚炎は、食べ物がアレルゲンとなっている」と誤解し、食べ物を制限することで、アトピー性皮膚炎を治そうとしがちです。
しかし、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は違う病気です。
食べ物の制限はアトピー性皮膚炎の症状の改善には、あまり効果はありません。
食物アレルギーによっておこる、かゆみや湿疹などの皮膚症状は、原因となる食べ物を制限することで治ります。
合併している場合、治療はそれぞれ個別に、食物アレルギーは「食物アレルギーの治療とアレルゲンとなる食べ物の除去」、アトピー性皮膚炎では「スキンケアと外用薬による治療、場合によっては悪化させる因子の除去」を行う必要があります。
アトピー素因があるからといって必ず発症するわけではありません
アトピー性皮膚炎で医療機関を受診すると、たいてい最初に家族歴を聞かれます。
アトピー素因は、親から子どもに受け継がれるので、その参考にするためです。
遺伝子については、2006年に欧米で「アトピー性皮膚炎患者の多くにバリア機能障害をおこす遺伝子変異がある」という発表がされています。
とはいえ、アトピー素因をもっていても必ずアトピー性皮膚炎になるわけではありません。
アトピー素因はなりやすさを示すものではありますが、受け継いでいても、環境やそのときの皮膚の状態など、さまざまな要因がかかわって発症するのです。
また、子どものアトピー性皮膚炎を予防するために、卵や乳製品を避ける妊婦さんもいます。
しかし、こうした食事制限が予防に役立つという証拠がないため、現在では妊婦の食事制限は行わないことになっています。
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