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アトピー紫外線療法
紫外線療法には免疫や炎症を抑える効果があります
ステロイド外用薬が効きにくい最重症や重症の患者さんには、太陽光線にふくまれる紫外線を照射する紫外線療法が行われることがあります。
長い時間、日光に当たると皮膚が赤くなったり、日焼けをして真っ黒になったりします。
ひどいときには水ぶくれができます。
その一方で、紫外線には免疫を抑制したり、炎症を抑えたり、細菌感染を抑制したりする作用もあります。
紫外線のこのような作用をうまく利用し、治療に応用したのが紫外線療法です。
波長の長さによって2種類の治療法がある
紫外線には、波長が長いA波と短いB波があります。
紫外線療法のうち、おもに行われているのが、A波を用いるPUVA療法と、B波のなかでも治療効果の高い特殊な波長(311〜312nm)を照射するナローバンドUVB療法です。
PUVA療法では、ソラレンという液体の入ったお風呂に浸かって紫外線を吸収する成分を体に染みこませたり、体に直接塗ったりしたあと、日焼けマシンのような専用の紫外線照射装置に入り、紫外線を浴びます。
最初の照射時間は短く、10秒、20秒としだいに長くしていきます。
これを1日おきに3〜4週間繰り返します。
ナローバンドUVB療法は、照射前の準備がいらず、PUVA療法より簡単にできる治療法です。
照射は30秒くらいから始めて1〜5分程度まで20%ずつ増やしていき、3週間毎日続けます。
ナローバンドUVB療法より前に開発されたブロードバンドUVB療法(B波の290〜320nmを照射する)も効果があり、一般診療ではしばしば使用します。
紫外線療法は、最初は入院して行い、途中から通院で続けるのが一般的です。
PUVA療法は重症のアトピー性皮膚炎に対して効果があり、ナローバンドUVB療法は、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して効果が認められています。
しかし、紫外線療法は、紫外線を用いるだけに皮膚がんの発症のリスクが高くなるという問題が指摘されており、紫外線療法を行うときは、治療回数が限られています。
また、タクロリムス外用薬を使用しているときは治療はできません。
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