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日記や記録などをつけたほうが、アトピー治療には良い?
初めて診察を受けに来られる方のなかには、「これを見てください」と、日記や毎日の変化を書いた大量の記録を持って来られる方がおられるそうです。
記録を残しておき、症状の経過を理解しておくことは大切なことです。
しかし、それは医師に見せるものではなく、自分白身で症状の変化などを把握し、医師に質問されたときにきちんと答えられるためのものとして利用して下さい。
診察とは、医師が「湿疹はどんなときひどくなるのか」「よりひどくなるのは夏か冬か」「夜にかゆみが激しいのか」など、一つ一つ質問し、それに患者さんが応えていきながら、その患者さんの症状の特徴などを明らかにしていくのが理想の診療だと思っています。
また、アトピー性皮膚炎はデータで判断するものではなく、その症状を診て判断するものですから、患者さんに裸になって全身症状を諺せてもらいます。
それによってアトピー性皮膚炎であるかどうか診断し、湿疹の出方などから原因を探り、患者さんの症状を把握します。
記録は自分の症状の経過を把握するのに、役立つものであることは確かです。
しかし記録だけに頼らず、医師との対話と全身症状を診せることで、過去から現在に至る症状の変化、特徴を理解し、増悪する原因を発見し、治療を行っていくことがとても大切だと私は思っています。
アトピー性皮膚炎を治すための診察の順序
- (1)患者さんの顔と手を診る
- (2)成人の患者さんである場合、裸になってもらい、全身の湿疹の様子を診る
- (3)全身のなかで、湿疹のできていないきれいな部分があるとき、湿疹のある部分をきれいな部分が拡大して、全身がきれいになれば治った状態であると認識してもらう
- (4)きれいな部分以外のところの憎悪因子は何かを調べる
- (5)憎悪因子がわかったら、それを避ける生活を積極的に送れるように指導する。
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