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アトピー性皮膚炎の主な検査法
アトピー性皮膚炎の検査には、免疫にかかわる抗体や免疫細胞の量などを調べる血液検査や、アレルギー反応をおこすアレルゲンを確かめる皮膚試験などがあります。
皮膚試験は、通常の治療をしてもなかなか症状がよくならない人や、食物アレルギーを合併している疑いがある場合、アレルゲンを特定するために行います。
おもな検査は、次のとおりです。
血液検査
・IgE
血液中のIgE(免疫グロブリンE)の量を調べます。
IgEは、アレルギー反応がおこったとき、体内でつくり出される抗体です。
アトピー性皮膚炎の患者さんでは、80%ぐらいの人がふつうの人より多量になります。
ダニに対するIgE、卵白に対するIgEなどが検出できます。
幼児期以降の通常のアトピー性皮膚炎ではダニやハウスダストに対するIgEがいちばん高いパターンを示します。
この場合、一般的な生活指導のみです。
でもたとえば、動物の毛に対するIgEがダニと同じくらい高い場合には、通常のパターンではありませんので、ペットとの接触については注意してもらいます。
乳幼児で食物アレルギーの合併が疑われる場合には、IgE検査、皮膚試験などを行ってアレルゲンを特足します。
・好酸球
好酸球は白血球の一種です。
炎症やアレルギー反応があるところに集まってくるので、アトピー性皮膚炎になると増えるという特徴があります。
実際、85%ぐらいの患者さんで多量の好酸球がみつかります。
皮膚試験
・皮内テスト
アレルゲンを溶かした液を皮下注射して、アレルギー反応をみます。
・スクラッチテスト
前腕の屈曲部に針などで傷つけ、そこに直接アレルゲンを少量たらし、アレルギー反応をみます。
・パッチテスト
皮膚にアレルゲンを塗ったシートをはって、アレルギー反応をみます。
アトピー性皮膚炎におけるIgE検査の意義
血液検査や皮膚試験もたしかに行いますが、アトピー性皮膚炎の診断では、「かゆみ」「皮膚の状態」「発症してからの経過」の3つのポイントを重視しています。
アトピー性皮膚炎のなかにはアトピー素因がなくても発症する人がいることから、血液検査などの検査は診断の参考として行うくらいです。
そのため、IgEの結果はあまり重視しません。
しかし、血液中のIgEは病気が軽快してくるとゆるやかに減少することから、この検査値で病気の改善状態を見て、その変動を知ることで長期間にわたる治療をがんばれるという患者さんもいます。
このような患者さんに対しては、IgEの血液検査を定期的に行って、治療効果を確かめていくこともあります。
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