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室内の環境で注意すること
風通しを良く、換気をよくして清潔に
アトピー性皮膚炎の患者さんの住環境として、気をつけなければならないのは、換気です。
室内の風通しをよくしましょう。
居間、台所だけでなく、お風呂やトイレにも窓があれば、できるだけ開けておき、換気扇がついているのであれば、なるべくつけておくようにしましょう。
室内を通気性のよい環境にするだけで、症状がかなりよくなる患者さんは案外多いのです。
また、暖房をつけて部屋を閉め切ってしまいがちな冬はもちろんのこと、夏も定期的に窓を開けるなどして、換気には十分注意します。
夏はクーラーのフィルターを清潔にしておかないと汚れた空気が室内を循環することになるので、定期的にフィルターをはずしてしっかり洗い、室内はいつもきれいな空気が循環するようにします。
マンションに住む場合、和室では和式で、洋間なら洋式の暮らし方をすること
洋間に、椅子やソファーを置かずに、床にじゅうたんなどを敷き、和式のままに暮らす人がいらっしゃいます。
しかし、そうした建物のスタイルと生活様式の違いによって、湿疹が出る、悪化するといったケースも少なくありません。
私は、マンションに住む場合、和室では和式で、洋間なら洋式の暮らし方をすることを勧めています。
たとえば、カーペットあるいはじゅうたん敷きの洋間では床にあぐらや正座をして座るのではなくソファーか椅子に座る、寝るときはベッドで寝る、そして足下には室内履きを履いて過ごす、といったまったくの洋式スタイルで暮らすようにするのです。
それが皮膚の健康を守るためにはよいことなのです。
事例:居間と寝室を入れ替えて、症状がよくなった!
キャリアウーマンのK子さんは、結婚後も仕事を続ける共働き夫婦です。
幸せいっぱいの新婚生活のスタートと思っていたのですが、結婚後、アトピー性皮膚炎の症状がどんどん悪くなり医師の診察を受けました。
子さんが、結婚後、症状が悪化したと聞き、新居の間取り図を見せてもらうことにしました。
するとK子さんのリビングは、日当たり、風居間と寝室を入れ替えて通しともに申し分ないのですが、寝室が問題でした。
K子さん宅の寝室は静かなのですが、日当たりも風通しもあまりよくなかったのです。
また、K子さん夫婦は共働きですから、家には夫婦ともに眠りに帰るだけのような毎日です。
そこで、リビングにベッドを移動して寝室にしてもらい、これまで寝室に使っていた部屋をリビングとして使うようにしました。
すると、どうでしょう。
症状はどんどんよくなっていったのです。
風通しがよく、日当たりがよい部屋は、アトピー性皮膚炎の患者さんには、とてもよい環境です。
ですから、K子さんのように家で一番長時間過ごす場所(寝室)には、ベストの環境の部屋を充てるべきなのです。
部屋の形や見かけではなく、自分にとって快適な環境でぐっすり眠れて症状がよくなったならば、それこそが本当に居心地のよい家であるといえるのではないでしょうか?
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