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妊娠したら赤ちゃんのために除去食をしたほうがよい?
食物アレルギーは別のものと考え、栄養をしっかりととりましょう
アトピー性皮膚炎は卵アレルギーだけで説明できるような病気ではありませんので、すべてそれにあてはめて、そのような食事制限をするのはあまり意味がないと私は考えます。
アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは別のものと考えて、栄養のバランスのよい食生活を心がけましょう。
また、除去食をすれば子どもがアトピー性皮膚炎にならないなどということはありません。
それを知ったうえで妊婦さんが除去食を行う場合、栄養面でも悪影響が大きいので、正しい栄養バランスを考える必要があることを知っておいてください。
卵、牛乳は安価で良質のタンパク質には欠かせない食品であり、しっかりととるべきです。
どうしても避けたいのなら、栄養価として同等の代わりのものを見つけて必ず補給してください。
補給しなければ栄養不足や偏りによって、妊婦さんご自身の健康やお腹の赤ちゃんの発育にとても悪い影響を及ぼすことになります。
除去食を行う場合は、きちんと栄養指導を受けてから行うようにしましょう。
専門的な指導のもとでなく、勝手に食事制限をすることで、子どもが未熟児として生まれてしまうことにもなりかねません。
妊婦さんは自分自身のため、そして生まれてくる赤ちゃんのためにも正しい知識をもって健康について考えなければなりません。
お母さんになるのですから、変なおどしや噂にのらないよう賢くなりましょう。
妊娠したとわかったら
妊娠したアトピー性皮膚炎の患者さんのなかには、自分のからだのこと、赤ちゃんのこと、いろいろ心配になって私のところへ相談に来られる方がいらっしゃいます。
その方たちに私は、「とにかく第一に産科の先生の話を聞いてください。産科の先生から皮膚科へ行くようにという指導があれば、皮膚科へ来てください」と言っています。
また妊娠しても、化粧したり、おしゃれをしたりとか、美しくしていたい気持ちもわからなくはないのですが、とにかく「産む」ことに専念するようにしてくださいと指導します。
妊娠するとどうしても体調の変化が起こります。
アトピー性皮膚炎の患者さんでは湿疹がひどくなる場合もあります。
そこで湿疹を隠そうと化粧を濃くしたり、悪化した湿疹に落ち込んでいるばかりでは、患者さん自身の心身の健康にも、また胎教にもよくありません。
妊娠したら細かなことに悩みすぎたり、こだわりすぎたりせずに、前向きにはがらかに毎日を過ごし、産むことに集中しましょう。
特別なことをする必要はありません。
ごくふつうの生活をして出産に備えればよいのです。
また、妊娠する前に、アトピー性皮膚炎とつきあいながら、出産までの長い日々を健康に気持ちよく過ごすためには、衣食住、どういう生活を送るべきか、どうすれば健やかな赤ちゃんが生まれるのかをよく考え、勉強しておいてください。
当サイトでも紹介した日常生活のケアなどをしっかり読んで、実行していただきたいと思います。
正しい知識をもっていれば、安心して出産準備にかかることができますし、よけいな情報にふりまわされてオロオロしないで落ち着いて行動できるでしょう。
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