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メイクするときの注意点
きちんと落とすことが基本
顔にアトピー性皮膚炎の症状がある人は、ふだん、顔の皮膚のケアには薬を使っています。
そこで化粧品を使用するにあたっては、薬との違いをはっきりと認識しておく必要があります。
その違いとは「化粧と薬は目的がまったく違うものである」ということです。
化粧は、つけて(メイクして)表面にとどまっているもので、取れるものです。
また、薬はつけて(塗って)浸透するものです。
どちらも顔に「つける」ものですが、「つけた」あとに「取れる」のか「浸透する」のかに違いがあるわけです。
つまり化粧品と薬は、その性質がまったく異なるのです。
化粧品は、顔をきれいに見せるために顔に色をのせ、一時的につけておくもので「取れ」なければなりません。
浸透するのを目的とはしていません。
一方、薬は、色をのせるのではなく、皮膚そのものが健康でつるつるとしたきれいにな状態になることを目的としています。
つけたあと「取れ」ては困るもので、皮膚にしっかりと浸透して薬の効果が現れることを期待するものです。
このように考えると、メイクは基本的に「お面」であるといえます。
つまり、きれいにしたいときに「お面をつけること」が「メイクすること」。
メイクを落とすときは、お面を外したかのようにきちんと落とさなければなりません。
ですから顔をメイクアップする化粧品は、洗うと完全に落ちるものがよいのです。
洗顔しても化粧がきれいに落ちないのは、お面がいつまでも取れないようなものです。
お面が皮膚にいつまでもついていると、皮膚がいつまでもふさがった状態になるわけで、皮膚にとても悪いのです。
ファンデーションに限らず、メイクアップ製品で落としにくいものは、すべてお勧めできません。
化粧落ちしにくく、しかも落とすときにはしっかり落ちるもの、それがベストです。
この考え方からすると、「落ちない口紅」というのは、唇につけたお面がいつまでも取れないことになるわけですから、お勧めできません。
どうしてもつけたいという場合は、溶かして落とす口紅用のクレンジングなど、専用のクレンジングでていねいに落としてください。
このとき、ティッシュでふき取ると、小さな擦過傷をつくることもあるので注意が必要です。
化粧品はハウツーをきちんと教わって使うことです。
デパートやスーパー、薬局には化粧品メーカーごとに売場があります。
売場のなかでも専門的にアドバイスしてくれる店員さんがいるところを選びます。
そこで正しい使い方をきちんと教わり、確認してから購入します。
アトピー性皮膚炎の人は、本当は化粧はしないほうがよいのに、それを知っていて化粧しようというのですから、せめて使い方についてはきちんと学び、正しく使うように心がけましょう。
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