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アトピー肌の人の入浴剤は、なにがお勧め?
刺激のない入浴剤を選ぼう
からだを洗うときに使うものとして、さまざまな種類のタオルやスポンジが出ています。
一日も早くアトピー性皮膚炎を治したい、肌がつるつるになりたいとお考えの方は、どれにすれば効果が得られるか、少しでも肌によいものはないかと、タオル選びに迷われるところでしょう。
私は、アトピー性皮膚炎の方がからだを洗うときに、タオル、手ぬぐい、ナイロンタオルなどは使わないように指導しています。
だからといって、特別なものを買う必要はありません。
症状がひどいとき、からだを洗うのにもっとも皮膚にやさしいのは「手」です。
手でなでるように洗うのが、一番刺激がなく、肌にやさしいのです。
どうしてもタオルでからだを洗いたいという方は、決してゴシゴシこするように洗わずに、「基本は手でなでるように洗う」ということを頭において、やさしく丁寧に洗って下さい。
カテゴリー:アトピーと入浴剤
お風呂に入るとき注意する4つのこと
洗剤はしっかり流し、入浴後は保湿に注意します
アトピー性皮膚炎の人も毎日お風呂に入って大丈夫です。
ただし、入るときには次のことに注意してください。
- (1)湯船には入らず、シャワーだけですませる
- (2)シャンプー、リンスは髪を皮膚につけないように工夫して洗髪する
- (3)入浴後、10分以内に皮膚が乾燥しないよう保湿剤で保護する
- (4)寝る3時間前には入浴をすませ、洗った髪はしっかりと乾かす
湯船には入らず、シャワーだけですませる
アトピー性皮膚炎の患者さんにとってお風呂は温まるためではなく、取るために入るものと考えます。
したがって汚れを落とすだけならば、からだを洗って汚れを浴槽に長く入る必要はなく、シャワーだけでも十分にその目的を果たせます。
また、長い時間湯船につかることでお湯が皮膚の表面の脂やタンパク質を溶かしてしまい、皮膚表面をガサガサにしてしまいます。
医師は患者さんに、お風呂はシャワーだけですませて湯船に入らないように指導しています。
シャンプー、リンスは工夫してよく洗い流す
シャンプー、リンスは石けんよりも洗浄力が強く、皮膚への刺激も強いので、できれば入浴と洗髪は別々にしたほうがよいのです。
入浴のときに洗髪すると、顔や首、肩、わきの下などにまでシャンプー、リンスが流れて皮膚を刺激してしまいます。
また、髪についたシャンプー、リンスはきちんと洗い流しておかないと、それが刺激になって、顔や首、耳などの湿疹を悪化させてしまいます。
湿疹の悪化を防ぐためには、面倒でも洗髪のときは衣服を着たまま行い、あとでからだを洗うために入浴するようにします。
もし入浴時に洗髪するならば、入浴前に顔、首、耳、肩、わきなどにしっかりと弱いステロィド剤やワセリンを塗って、皮膚を保護しておきます。
洗髪後は塗ったステロイド剤やワセリンを石けんで洗い流します。
入浴後、10分以内に皮膚が乾燥しないよう保湿剤で保護する
入浴後に薬を塗ることも忘れてはいけません。
入浴すると、皮膚は水分が保湿成分を溶かし出して、入浴前よりも乾燥します。
とくにアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は、健康な皮膚の人よりも水分を保つはたらきが悪くなっているので、入浴したあとには皮膚を保護する必要があります。
それに入浴直後の肌は保湿成分が浸透しやすくなっているのでクリームや軟膏などの保湿剤を塗ると効果も増します。
お風呂から上がり、ていねいにからだをふいたら、すぐに保湿剤を塗りましょう。
寝る3時間前には入浴をすませ、洗った髪はしっかりと乾かす
「なぜ寝る3時間前に入浴をすませるの?」と疑問に思われるかもしれません。
しかし、髪を洗ったあと濡れたままの状態で寝てしまうと、髪に残ったシャンプー、リンスが直接、顔や、枕で庄迫する後頭部について皮膚を刺激することになります。
ですから無意識のうちに髪が顔や首に触れてしまう就寝の前には、しっかりと髪を乾かしておく必要があるのです。
「3時間前」は長すぎるのでは、と思われるかもしれませんが、洗髪した髪の毛はドライヤーだけでは乾かしきれない部分もあるので、髪全体を完全に乾かすための時間も考えてあります。
空気中で自然乾燥をさせるのには大変な時間がかかります。
湿った状態より乾いた状態のほうが、残留した洗浄剤の刺激が少ないと考えるからです。
以上4つのケアを毎日続けていくのは大変、と思われるかもしれませんが、こうした毎日のケアを続けていくことが、アトピー性皮膚炎の治療には大切なことなのです。
お風呂に入ることや、朝、顔を洗うのと同じように、面倒くさがらずに習慣づけして、毎日きちんと実行していきましょう。
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